~60年の時を経て~ 魚介類の鮮度可視化
2022.03.27
突然ですが、スーパーや市場、飲食店で提供されている魚が新鮮かなんて、考えたことがありますか。そもそも、魚介類の鮮度は、数値で評価できるのでしょうか。その答えは、北大にありました。鮮度の指標は現在でも、本学水産学者が60年以上前に提唱した「K値」が使われています。その「K値」を求めるには、魚肉を採取後、分析(この分析は、JAS規格として標準化される予定)し、結果を得るのに、数時間もかかります。当研究室ではその志を引き継ぎ、60年後、化学工学の知識(「非定常熱伝導方程式」と「逐次分解反応式」)でK値をシミュレーションするアルゴリズムを開発しました。実用化に向けた鮮魚の輸送試験でも、その精度が高いことが確認されました。国内・国際出願も済ませており、国内外の鮮魚を扱う流通業、小売業、消費者、漁業関係者等に注目されています。続きはこちらのウェブサイトで