北海道大学工学部  応用理工学系 応用化学コース

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応用化学のものづくり

魚油由来の健康成分DHA・EPAの微生物生産

  • #生命×応用化学
2022.03.27

健康維持のサプリメントとして有名なEPAやDHAは、分子内に二重結合を複数持つ脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)です。これらは生命維持に必須ですがヒトは体内で合成できず、食物等から摂取しなければなりません。しかし、主要な摂取源である魚は現代の食生活では不足しがちであり、それを補う医薬品や栄養補助食品としての需要が拡大しています。現在、原料として魚油が用いられていますが、漁獲量が不安定なことや乱獲による資源枯渇が危惧されており、海洋資源に依存しない新たな供給源が求められています。実は、魚もヒトと同様EPAやDHAを生合成できず、それらを作ることができる海洋性微生物を食べることで体内に取り込んでいます。そのため、海洋性微生物である微細藻類を利用して直接発酵生産する方法が注目されています。これまで、DHAを商業レベルで生産する微細藻類は見つかっていますが、EPAの需要を満たすことはできていません。応用生物化学研究室では、新たに海洋性微生物由来の酵素が両者を作り分けるメカニズムを解明しました。さらに得られた結果を応用して、微細藻類の実用DHA合成酵素をEPA合成酵素に改変することにも成功しました。この技術を使ったEPAの発酵生産が期待されます。

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