大学院総合化学院 生物化学コース 修士課程1年 生物合成化学研究室
応用化学コースを選んだ理由: 社会で広く活かされている研究内容に惹かれて
総合理系から移行するにあたり、初めは自分のやりたいことが漠然としていて分野すら決めきれずにいました。そこから「社会に貢献する勉強や研究をしたい」という軸を決めて、様々な学科を調べていくうちに、応用化学コースは研究分野が多岐に渡り、社会で広く応用・実用化されているところに魅力を感じて、ここに決めました。
応用化学コースの「ここがオススメ!」: 授業や実験の数だけ学びが深まっていく
応用化学コースは、化学の基礎から応用まで幅広く勉強することができます。授業や実験がたくさんあって忙しいですが、それだけ多くのことが身に付きます。
研究室に配属後は手厚いサポートを受けられ、充実した研究ができます。これは北大全般に言えることですが、 “就職にも強い”というところも大きな強みだと思います。
研究テーマの紹介: 一部の構造が変われば、大きく異なる機能を示す酵素に着目
微生物を用いて生分解性プラスチックを合成する研究の中でも、人工的に設計したポリマー合成酵素がどのような働きをするのかを研究しています。
酵素は一部分の構造が異なるだけで大きく異なる機能を示す可能性があり、こうした酵素の進化工学に興味を持ち、この研究テーマを選びました。
生物合成化学研究室の「ここがスゴイ!」: バラエティー豊かな研究ラインナップ
生物合成化学研究室では大腸菌を使ったポリマー合成の研究をしており、同じ研究分野でも遺伝子操作や微生物培養などの生物学的な実験や、合成したポリマーの性質を調べる材料化学的な実験など、本人の関心に沿ったバラエティー豊かな研究が進んでいます。
他大学や企業との共同研究も盛んに行われており、環境問題に直結する研究ができるところも魅力です。
ENJOY!北大ライフ: 環境問題を考える短期留学&競技舞踏部で全国大会団体優勝!
学部2年の時に、短期留学スペシャルプログラムでアラスカ大学フェアバンクス校に2週間、短期留学しました。このプログラムでは、北極圏における野生生物の管理学や森林の生態学、永久凍土などの環境問題について学びました。
学部での授業とは全く異なる知識や、答えのない課題を解決しようとする思考力を得ることができ、環境問題をはじめとする様々な問題に対して視野を広く持つことができるようになりました。
アラスカ短期留学中に仲間と登山。赤い上着を着ているのが本人。
学部の4年間は競技舞踏部に所属し、毎日ダンスの練習に励みました。学業やアルバイトとの両立がとても大変でしたが、部員や友人に恵まれ、皆に支えられて続けることができました。
MY FUTURE:大学院で身につけた思考力や実用的な知識を活かして、企業の研究者になりたいです!